PDCAはもう古い?! OODAとは?

OODAアイキャッチ ビジネス
かみちゃん
今OODAループが注目されています。OODAループとは何でしょうか?
PDCAと何が違うのでしょうか?
ひとつ一つ見ていきましょう!
この記事でわかること

・OODAとは?
・OODAの4つのSTEP
・OODAの具体例
・OODAとPDCAの違い

※この記事を書いているひと

200621これを書いている人

OODAとは?

OODAは ”ウーダ” と読みます。

OODAは、4つのSTEPに分かれており、観察(Observe)、分かる(Orient)、決める(Decide)、動く(Act)の頭文字を取ったものです。

提唱者は、ジョン・ボイドという人物で、元アメリカ空軍の大佐です。

OODAの特徴としては、素早い意思決定によって顧客ニーズに適合した対応ができる。という点にあります。
これは、提唱者であるジョン・ボイドの元アメリカ空軍の大佐の経験から導き出されています。今、自分の置かれている状況を瞬時に的確に判断しなければ、命を落としかねない、緊迫した戦場から生まれた機動性重視のメソッドといえるでしょう。

OODAの特徴
・一度きりの実行ではなく、ループしながら調整機能を効かせて何度も素早く繰り返す

・何度も繰り返す中で、優位な立場を獲得する

OODAループ

OODAの4つのSTEP

それでは、OODAの4つのSTEPを順番に見ていきましょう!

第1のSTEP Observe(観察)

OODAのはじめのステップは、Observe ”観察” です。

相手や、市場を観察して、情報を収集しましょう。第1のSTEPのポイントは、自分の感情や考え、自分や相手の置かれている状況とその行動、環境、市場の動向、といった事実を幅広く集めることが大切です。

第2のSTEP Orient(分かる)

Orientは、直訳すると東洋や、アジアといった意味ですが、ここでは、解釈が少し違います。OODAのOrientの意味は ”仮説の構築” です。

第1のSTEPのObserve(観察)で収集したデータを統合して分析し、仮説を構築します。

この第2のSTEPである”Orient”は、OODAの中で最も重要なステップだと言われています。それは、ここで立てた仮説次第で最終的に行う行動が大きく異なるからです。

では、仮説を構築するにあたって、注意が必要なポイントは何でしょうか? それは、気付くことです。「以前の判断の誤りや他者の判断の誤りに気付くこと」です。

OODAは、特徴でも書いたように ”何度も繰り返す” ことで成功へと近づいていきます。毎回の仮説構築で、前回の判断の誤りに気付き、新たな仮説を立て行動を起こしていくことが大切なポイントです。

ステップイメージ

第3のSTEP Decide(決める)

第3のSTEP Decideでは、第2のSTEP Orientで立てた仮説をもとに具体的な行動計画を決定します。

効果的な意思決定には3つのポイントがあります。

効果的な意思決定 3つのポイント
・どうなりたいかを確認する
 自分やチーム、または会社がどうなりたいのかを確認します。

・考えられる行動をリストアップする
 どうなりたいのか?に対しての行動を考えます。複数挙げましょう。

・一番効果的と思えるものを仮説に沿って選択する
 どうなりたいのか?と、それに対しての行動 の両方を照らし合わせて、最も効果的だと思えるものを決めます。

第4のSTEP Act(動く)

OODA最後のSTEPは、Act “動く” です。第3のSTEP Decideで決めた行動計画を実践します。

この第4のSTEPが終わると、その後に2回転目のOODAループが始まります。

OODAは、特徴でも書いたように ”何度も繰り返す” ことで成功へとアプローチしていきます。1回転目のOODAを終え、次のOODAを始めるときに大切なことは、結果に一喜一憂しないことです。上手くいったとしても、たとえ上手くいかなかったとしても、それは次のOODAループを回すための情報だと捉えることが大切です。

ループイメージ

OODAの具体例

それでは、これまでに挙げた4つのSTEPをもとに具体例を見てみましょう!

自己評価の評価要素
・Observe(観察)
私は今、お腹が空いている。ここから近くに有名なラーメン屋がある。今は13時だ。

・Orient(分かる)
その有名なラーメン屋は、ランチ時だから開いているはずだ。

・Decide(決める)
目の前にコンビニがあり、すぐにランチを買えるが、今すぐお腹を満たすよりも、美味しいものを食べたいので、コンビニではなくラーメン屋さんに行こう。
(どうなりたいか=おいしいものでお腹を満たしたい、満足したい)

・Act(動く)
とんかつ屋に向かう。

OODAとPDCAの違い

PDCAは、数値的な指標を用いたり、定量化できる基準を活用し、立案した目標やアクションプランを考えることがスタートとなります。一方、OODAは、観察と状況判断が重要視されます。

PDCA:プロセス重視、数値的な指標や定量をもとに、課題や中長期的な視点から成功に導く手法

OODA:意思決定重視、迅速な状況観察や判断、実行が常に求められる市場の動向や顧客ニーズに適合した対応ができる

PDCAとOODA、両方のメリットを考え、最適なメソッドを活用して、目標達成に向けて進んでいくことが大切です。  

※PDCAについてはこちらをどうぞ!

PDCAアイキャッチ

某大手メーカー部長が教えるPDCAの上手な回し方

トヨタPDCAアイキャッチ

トヨタにおけるPDCAの流れを 大手メーカー部長が解説する

「PDCAとOODAは、どちらが優れているか?」という議論をよく耳にしますが、本来、それぞれの目的に沿って使われるものであり、OODAとPDCAは比較されるものではないと思っています。この2つが提唱された目的が大きく異なるからです。


PDCAは、工場の生産性を高めるために生まれたものです。工場での「決められた工程をいかに低いコストで進め、かつ高い生産性を発揮するか」という問題に対する改善を図るのに最適だとされています。一方で、工程が明確になっていないものに対しては、あまり効果的ではないと言われています。

これに対してOODAは、意思決定をするためのものです。刻々と変化していく状況で、現状、あるものから最善の判断し、すぐに行動を起こすことを目的としています。業務の改善に効果的なPDCAに対して、「起業の成功」や、「新規事業の開発」など、工程のない課題に対して効果的な手法でしょう。

積み重ねイメージ

まとめ

OODAは、広く活用され始めています。

起業や、新規事業など、新しいことに挑んでいくときは、OODAを活用してみてはいかがでしょうか?

先の読めない状況で、何をするべきか悩んでいるとしたら、この記事を思い出してみてください。